お顔のバランスを考えたフェイシャルデザイン治療
5月は講演会が2つありましたが、次は8月の美容皮膚科学会での講演です。こちらは全国の美容皮膚に携わるドクターが集まる一大イベントです( ^ ^ )/□
今年はランチョンセミナーと言って、お昼の時間にご飯を食べながら話を聞くコーナーがあります。今年はそこで約30分間お話をさせていただきます。多いブースですと、80名ほどのドクターがいるので気が抜けません。
最近は30分ほどお話をさせていただくことが増えてきたのですが、一番大変なのはその資料作りです。そして今回お話するのが皆様も気にあるリフトアップです。
今回は美容皮膚科の学会なので、特に手術ではなく機器(HIFU)を使ったリフトアップについてです。
さてさてそれでは、機器でどのくらいのリフトアップができるのか?
リフトアップの治療としては、フェイスリフト、糸リフト、ヒアルロン酸、HIFUがあります。通常のレーザーではリフトアップはしません。肌が引き締まることで引き締め効果はありますが、それはリフトアップとは異なります。
実はこのHIFUも製品によって効果がかなり異なります。これまでデモも含めて4種類ほど使用しましたが、私は今の機器が気に入っています。
中にはあれっ!?ていうほど、痛みもなく効果も感じにくいものもあります。(それだけ名前が一緒でも効果が異なるということです。)
私自身、長野の診療で最近はHIFUを多用しています。
ただHIFUだけでもいい結果は出ますが、より良い結果を出すために他の治療とコンビネーションをしています。
HIFUは実は脂肪を減らす減量効果に優れた機器なので、顔のボリュームを減らしたい部分に集中的に当てますが、増やしたい部分にはHIFUは使わずにヒアルロン酸を注入します。メリハリのある治療が必要です。
最近は顔全体にHIFUを打つことが本当に少なくなりました。
つまり、顔がこけている人にHIFUを勧めても実感はなく、場合によってはこけが助長してしまいます(⌒-⌒; )
当院のカスタマイズレーザー治療はその人にあったレーザーを組み合わせますが、顔全体も必要な部分に必要な治療をするのが一番です。
そんなお顔もバランスを考えてやる治療を勝手に”フェイシャルデザイン治療”と名付けてやっています。
こちらはそんなフェイシャルデザインでHIFUとヒアルロン酸のコンビネーション治療を行った方です。
30代後半の女性ですが、目元や頬のたるみが気になるとのことです。
確かに目元も疲れて見えますし、たるみも少し気にありますね。手術は嫌だし、もう少し手軽に若返りたいということで・・・・
目元とリフトアップをヒアルロン酸でHIFUはフェイスラインを整えるために必要な部位に行っています。○で囲まれた部分は少し凹んでいるので、この程度だとHIFUは少し使いますが使いすぎは注意です。
少しボリュームを出して疲れた印象の目元を修正して、フェイスラインはすっとさせることができました( ^ ^ )/□
こちらの方はヒアルロン酸1本とHI FUをフェイスラインに行っております。
ヒアルロン酸 1本 6万円(税別)
HIFU フェイスライン部分的 45000円(税別)で行っております。
合併症は腫れ、内出血、痛みになります。
若さのポイントはメリハリのあるお顔立ちです。必要な治療を必要な部分に行う”フェイシャルデザイン治療”は効率的に治療を行うことができので、これからの美容のスタンダード治療になっていくでしょう。